緩和ケアで痛みを取り除き、自分らしい生活をサポート
こんにちは、東急東横線の大倉山駅 西口より徒歩3分、大倉山メディカルビル1階にある【大倉山メディカルクリニック】です。
当院は「緩和ケア内科」と「緩和ケア外科」があり、がんの治療における緩和ケアに力を入れているクリニックです。
最近では緩和ケアを行うのは終末期だけではなく、がんの早期から治療とともに行われるようになってきました。
そのため当院でも、症状や治療による苦痛はなるべく我慢せず、患者さんの意志でいつでも緩和ケアを始めていただけるようにお伝えしています。
そこで今回は、緩和ケアを利用するタイミングや緩和ケアの特徴についてお伝えします。
WHOでは、緩和ケアを「声明を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族」に対して「苦痛の予防と緩和を行う」ことで、生活の質を改善するケアだと定義づけています。
体の痛みやつらさはもちろん、精神的なつらさ、社会的な悩み、生きる意味を見失うことによるスピリチュアルな苦痛も和らげるのが緩和ケアの目的です。
今の時代、医療技術などの進歩によって、がんと診断されてからの生存期間は大きく伸びてきました。がんを抱えても、状態によっては長く生き続けることも可能なのです。
だからこそ、がんと共生し、充実した毎日を送るために、当院の緩和ケアでも心身の痛みや辛さなどをなるべく和らげ、心身の力を維持して治療に取り組むサポートを行っています。
当院では、がんの痛みを抑えるために、投薬を始め適切な治療方法をご提案しております。
なお、がんの痛みにはモルヒネなどの医療用麻薬も一般的に使用されています。
麻薬と聞くと中毒にならないかと心配する方もいらっしゃいますが、適切な量を適切なタイミングで摂取すれば、中毒になることはありません。
当院でも、粉薬や錠剤、徐放剤、内服液、貼付剤、座薬、注射、シリンジなどさまざまな形で、患者さんお一人お一人に合わせて適切な「医療用麻薬」を使用しています。
がんになると体や治療のことはもちろん、人生のこと、仕事への悩み、将来への不安など、さまざまな辛さも経験することになります。よく眠れない、食欲が落ちる、疲れやすい、気分が落ち込むなどの症状もよく見られます。
緩和ケアでは、がんに伴って起こる、こうした心と体すべての痛みやつらさを和らげるサポートを行います。
心理的な辛さを放置すると、心と体は密接につながっているので、やはり体に影響することもあります。
どんな痛みや辛さもひとりで抱え込むことなく、ぜひ緩和ケアのスタッフにお聞かせください。
毎日の暮らしの中でできる対処方法や必要に応じた薬の処方など、適切なケア・治療方法をご提案いたします。
当院では、通院だけでなく、
患者さんご本人とご家族に自分らしい毎日を送っていただけるように、心身の痛みや辛さを和らげながらサポートいたします。